「住まいはどこでもいい」
今日はこんな記事がありました。
アメリカのシンクタンクの全米経済研究所は
「世の中の仕事のうちの37%がテレワークだけで完結できる」
という調査結果を発表したそうです。
以前働いていた会社のアジアパシフィックのヘッドクオーター(本社)はシンガポールにありました。
アジアパシフィックの本社メンバーは、全員がシンガポールにいたわけではありません。
ある人は香港。ある人はシドニー。またある人は……というように、ロケーションはまちまち。
場所がバラバラですから、ミーティングは電話会議。
場合によってはWebexでのテレビ会議。通常のコミュニケーションはメールかビジネスチャット。
当時ビジネスチャットはSkypeを使っていました。
それぞれのオフィスからではありましたが(笑)
当時アジアパシフィックのビジネスユニットの上司は、インドネシアのバリ島に別荘を持ち、彼のバケーション中にバリ島の別荘から連絡をしてくることもありました。
バケーション中にまで仕事したくない、と言う考えもあるかもしれません。
オーバーワークになると言う意見もあるかもしれません。
仕事と休みの区別が曖昧になり、時間管理が大変と思われるかもしれません。
「Always on」
これには色々な意見があるでしょう。
日本の大企業と違って、労働基準監督署の厳しい監視下になかったこともありますが、ある意味ではいつでもどこでも仕事ができるという環境でした。
「労働時間を厳しく管理するためにパソコンでアクセスログを記録する」というような発想は一切ありませんでした。
時間で仕事をするわけではないからです。
「働き方改革」とうたって久しくなりますが、さてコロナ禍で日本ではどのように改革が進んでゆくのでしょうか。
これからさらに働き方は多様化してゆくでしょう。
「住まいはどこでもいい」「Work from Anywhere and Anytime」
となれば、東京一極集中も避けられ、地域活性化にもつながるかもしれません。
そしてリアルとデジタルが融合したその先は……リアルの価値はさらに上がって行くのかもしれません。
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