『終わりは始まり』
「転機(トランジション)」に関しては、多くのカウンセラーやキャリア理論家が提唱しています。
「転機(トランジション)」について、終わりから始まると唱えたキャリア理論家はブリッジスです。
ブリッジスは、転機(トランジション)の段階を次のように提唱しています。
1)第一段階 何かの終わり
わたしを例にあげるとするならば、今年2020年3月末で会社を退任しました。
これまで幾度となく転職を経験してきましたし、転職しなくとも、会社の中でも凄まじい変化を経験してきました。
それはそれで数々の転機の繰り返しとも言えるでしょう。
そんなわたしでも、今回の転機は、これまでのキャリアではいちばん大きな転機かもしれません。
1985年に社会に出てから会社に所属してきました。雇われること35年。
会社に所属し、雇用されることを手放すことにしたのです。
2)第二段階 ニュートラルゾーン
ニュートラルゾーンとは、自己を振り返ったり、次のスタートに向けての準備段階です。
わたしの場合は、まさにこのニュートラルゾーンで、新型コロナウイルス。
実は絶妙のタイミングだったかもしれません。
3)第三段階 何かの始まり
ニュートラルゾーンで、次のスタートへの準備が終わると、新たな始まりです。
まさに、『終わりは始まり』を実感しているところです。
話しを戻すと、ブリッジスの言葉を借りるならば、わたしは今、「転機」の第二段階であるニュートラルゾーンにいるわけです。
このタイミングで、新型コロナウイルス、そしてNLPラーニングセンターが主催する『塾』に入っていました。
その『塾』は2月半ばにスタートし、まさに今日がその卒業式でした。
本来であれば、参加する仲間たちと顔を合わせたいところですが、ZOOMで行われました。
その『塾』の詳細は説明できないのですが、誰かに聞かれたら「ヤバい」とだけ答えてくださいと言われています(笑)
この『塾』に参加するのは3回目となりました。ある意味、「く・せ・に・な・る」♪
その中で、自分と向き合い、点と点をつなぎながら、新たな旅への準備をしています。
この『塾』で共にした仲間たち、彼らから学んだこと、この『塾』の期間を通じての気づきはわたしにとって大きなリソースとなりました。
そして、こんなタイミングだからこそ、より一層仲間たちとの繋がりを尊いものと感じるのです。
年齢もバックグランドもタイプも全く異なる仲間たち。
安心安全な場所で、多様性をありのままに受け入れてつながれる。
この『塾』での様々なドラマや出来事は人生の縮図と言われます。
つまり、安心安全な場所で、多様性をありのままに受け入れ、違いを認め合い、お互いを尊重しあうことは地球全体でもできるのではないでしょうか?
それを、選ぶか選ばないかだけ。
できないことはありません。しないだけなのです。
第三段階には、『塾』の中だけではなく、世界がそうなったらいいなぁと……そんな世界づくりへの挑戦をして参ります♪
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