「ピークは60代」
そうはっきりと言い放った方がいます。
誰を思い浮かべましたか?
その人はどのような人でしょうか?
その人はなにをしていますか?
その人が感じる世界はどのようなものでしょうか?
その人はなにを見ているのでしょうか?
「60代がきっと僕のピークになる。大器晩成型なんです」
そう答えたのは、わたしの人生に最も大きな影響を及ぼした人。
『郷ひろみ』さんです。
浮き沈みの激しい芸能界で48年にわたり第一線で活躍し続けているひろみさん。
15歳で芸能界と言う世界に「突然」現れたひろみさん。
デビューのきっかけは近所のおばさんが無断で映画のオーディションにひろみさんの写真を送ったことだそうです。
オーディションには落ちたものの、そこにいたジャニー喜多川氏。
帰ろうとするひろみさんにジャニーさんが声をかけたことがひろみさんの芸能界の出発でした。
ジャニー喜多川氏は言わずもがな、男性アイドルグループを数多く輩出しているジャニーズ事務所の創始者です。
ひろみさんがジャニーズ事務所に所属していたのはご存知でしたか?
ひろみさんのデビュー曲「男の子女の子」はご存知でしょうか?
デビュー当時のひろみさんは、可愛いすぎて本当にこの子は男の子?女の子?って言われていました。
そんなひろみさん、デビューは歌手としてではなく、NHKの大河ドラマ「新・平家物語」だったんです。
それから3年でジャニーズ事務所から「独立宣言」し、バーニング事務所に移りました。
ひろみさんは「歌えない、踊れない、喋れない」
そんなコンプレックスを持っていたそうです。
あれだけアイドル誌の表紙を飾り、人気絶頂期。
アメリカに渡り、1ヶ月という期間、ダンスレッスンをしたり、ボイストレーニングをしたり…
紅白歌合戦を辞退したことも、当時人気番組だった『ザ・ベストテン』への出演を辞退したり…
彼は常に自分と向き合い、将来を見据え、誰と比較することもなく、
『比較するのはやった自分とやらなかった自分』
そうして自分を高めつづけてきました。
『船のカジを切ってから、実際に方向転換するのは時間がかかる』
そう言って、最高の60代を迎えました。
そう言い切れる強さ、裏打ちされた努力…
『GOETHE』という男性情報誌には3年に渡り、掲載されていたひろみさんご自身で書かれた文章。
『黄金の60代』
そのタイトルのまま出版されることになったそうです。
『人生100年時代』
彼のメッセージは多くに人に勇気と希望を与えてくれることでしょう。
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