今日は白金台まで歯医者さんに行ってきました。
ここに通い始めてから1年になります。
以前は、等々力駅前の歯医者さんに通っていたのですが、セラミックを詰めた奥歯が後から後から割れてしまい……ついに先生がギブアップ。
「かみ合わせの問題だから。大学病院を紹介する」
と、紹介状まで書いてくれました。
たまたまその話しを会社の女子に話したところ
「え〜そんな〜。私が行っている歯医者さん。とにかくすごいんです! 歯医者さんも通いにくる歯医者さんで……」
と紹介されたのが事の始まりでした。
これまで彼女も彼女の二人の息子さんたちも色々な歯医者さんにかかり、その歯医者さんから紹介されて出会ったのが今の歯医者さん。
「一度、そこに行ったら他にもう行けません」と熱く語られました。
確かに、大学病院に行ったところで、どの先生に当たるかはわかりません。
下手するとインターンに当たるかもしれません。
ということで、白金台まで通い始めました。
その歯医者さん。とにかく丁寧。
何がすごいって、治療する歯以外は全てラバーダムでカバーします。
一切唾液が入らないように徹底します。清潔な状態を保つためです。
さらに20倍の顕微鏡での精緻な治療。わずかな虫歯も逃しません。
使っている医療機器もこだわり抜いたもの。
レントゲンの精度もかみ合わせチェックのやり方も道具もこれまでの歯医者さんで経験したものとは違いました。
先生曰く
「こんな話しをしてはいけないのかもしれませんが……グローバルスタンダードに則ってやれば歯がかけてくることはまずありません。日本の歯医者さんは保険治療がメインなので……グローバルスタンダードを知らない歯医者さんが実は多いのです」
どうやら、残っている歯がある一定以下になると、「詰め物」ではなく「被せ物」にするのがグローバルスタンダード。
ところが、日本の歯医者さんは、「良かれ」と思ってのこととは思いますが、「被せ物」ではなく「詰め物」にします。
すると、強度が強い「セラミック」は歯にしっかり馴染まず、私のように歯が欠けてしまったり。
かけたところから隙間ができて、そこから少しずつばい菌が入って虫歯になってしまうそうです。
また、治療中にラバーダムで覆ったりしないため、ほんの少しでも水分が入ると、しっかりと詰め物と歯が装着しないためにそのわずかな隙間から虫歯になってしまうらしいのです。
私もこれまで数多くの歯医者さんにかかってきましたが、このような治療をする歯医者さんは初めてでした。
結局セラミックの「詰め物」は全て「被せ物」に変更し、根っこも再治療。
グローバルスタンダードで使われているクスリと材料にしてもらいました(笑)
結局、6本やりなおし。まだ治療が必要な歯が2本残っています。
『保険治療』でとても恩恵を被っている部分もありますが、『保険治療』のために歯医者さんの改革が遅れたという事実もあるようです。
前歯2本は、自然の歯に近い透明感を出すオールセラミックで匠の歯科技工士さんに作ってもらいました。
その歯科技工士さん、前歯の技工士として日本に2名しかいないインストラクターの1人だそうです。
お財布にはかなりイタイ出費ですが……芸能人は歯が命(笑)
そうそう……郷ひろみさんは昔々「将来は『歯医者さん』になろう」と考えていたそうです。
もしもひろみさんが歯医者さんになっていたら、最先端の歯科医療機器を使って、グローバルスタンダードのさらに先をゆくような治療をしてくれていたでしょうか……。
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