今朝、何気なく「あさイチ」をつけていました。
ゲストは「東村アキコさん」
東村アキコさんをご存知でしょうか?
多くの作品を世に出している漫画家です。お恥ずかしながら、実は私は存じ上げませんでした。
数多くの連載漫画を出し、しかも多くの作品がドラマ化されているそうです。
驚くことに、月に200本の漫画を描いているそうです。
アシスタントの方は30数名。常に10名ちょっとのアシスタントが、彼女の事務所で肩を並べ、わいわいがやがやと作品作りをしてゆくと言います。
しかも、彼女の漫画の題材は彼女自身の体験談。つまり、彼女自身がコンテンツなのです。
番組の中では、こんなエピソードも紹介されていました。
彼女は韓流グループの大ファンだそうで、韓国まで行くそうです。
ファンのお友達からの熱いリクエストに応えて、「ノリ」で韓流スターを主人公にした漫画を描いたそうです。
すると、その漫画が映画化されることになったというのです。主人公は、もちろんその韓流スター。
「趣味と仕事をごちゃ混ぜにしていて……公私混同と言われます」
と笑っていました。
なんって素敵なお話しだと感動してしまいました。
自分の「好き」を仕事にして、まるで遊ぶように仕事をする。
それはまさにフロー状態ですね。
集中力が高まって時間も忘れて没頭できる状態。
だからこそ、月に200本の漫画を描きあげることができるのですね。
楽しんでいるからパフォーマンスが上がる。
実は、まさに私が取り上げたい題材がそこにありました。
伝統的なキャリアは、組織を中心として語られていました。
しかし、世の中は大きく変わってきています。
キャリア理論も時代の変化に合わせて進化しています。
最近……といっても、もうすでに20年にはなりますが、キャリアの主体は「組織」から「個人」へと変わってきているのです。
価値観も以前は組織内での「昇進」や「権力」でした。それが「自由」や「成長」へと変わっています。
比較的新しい様々なキャリア理論では、夢やビジョン、精神性(spirituality)、人生の目的(purpose)、意味を探求することがいかに大切かを唱えています。
つまり、言い方を変えるならば、世間の期待に合わせるのではなく、自分の魂がどうしたいのか? 自分をいかに生かし輝かせるか? が重要になってきているとも言えるでしょう。
そのためには「ワクワク」することです。直感の声にしたがってみることです。
今朝の東村アキコさんのお話しは、まさにこのお題にぴったりの事例でした。
彼女は漫画を描くことが大好きで、苦なく当たり前に時間を忘れて没入できるのですね。
作品が多くの方に支持されるのは、彼女のコンテンツが「あるある」「そうだよね〜」と共感を呼び、読者ニーズに合っているということは言うまでもないことでしょう。
また、番組の中では、コロナ禍に対応して、アシスタントとのやりとりもオンライン化し、「タブレット」を使って漫画を描き、データで共有化して編集していることも取り上げられていました。
柔軟に変化にいち早く対応しているところも素敵ですね。
漫画は普段読まない私ですが、彼女の作品を読んでみたいと言う気持ちにさせられました。
あなたはワクワクしていますか?
あなたが夢中になって時間を忘れてしまうことはなんですか?
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